沢気分 ― 2016年09月17日 12:16

ちょっと体調が良かったので、ホリデー快速奥多摩1号に乗って奥多摩川乗山へ。
山登りは5月の谷川岳以来。山体力もすっかり落ちてしまったけど、沢の音を聞きながら気持ちよく登れた、でも百尋の滝から頂上までが思ったより長くてへこたれた。
帰りは赤杭尾根から古里。見覚えのあるエビ小屋山への分岐やコルを通って下山。
今年は沢には行けずに終わりそうだけど、川乗山で少しだけ沢気分。紅葉の頃にまた行こう。
山登りは5月の谷川岳以来。山体力もすっかり落ちてしまったけど、沢の音を聞きながら気持ちよく登れた、でも百尋の滝から頂上までが思ったより長くてへこたれた。
帰りは赤杭尾根から古里。見覚えのあるエビ小屋山への分岐やコルを通って下山。
今年は沢には行けずに終わりそうだけど、川乗山で少しだけ沢気分。紅葉の頃にまた行こう。
谷川岳〜蓬峠(その2) ― 2016年05月04日 23:03

1日朝。霙。
今回は軽量化のためモンベル3番のシュラフだったので寒くて目が覚めた。この日は下山するだけなので霙が止んでから出発することに。
7時、清水峠に行く登山道に後ろ髪を引かれつつ下山開始。天気は思ったほどひどくない。曇り時々雨と晴れ。
蓬峠からもトレースは当然ないのでルーファイしながら下山。沢を何度もトラバース。アイゼンで1歩1歩確実にステップを切る。中にはデブリだらけの沢もあって、IUさんに上をみて雪崩に気をつけるように言う。一番大きい沢をトラバースするところは降り口に迷う。行っては戻り行っては戻って、最終的には登山道らしきところを発見。無事にトラバースを終えて登山道を下山。
東俣沢出合の少し上で、登ってくる3人組と出会う。「縦走ですか?珍しいですねー」を言われた。登山道を整備するピンクのテープをつけている人たちだった。その人たちによれば蓬ヒュッテは開放されていたらしい。そうだったんだー。
無事林道終点に到着。予約していたタクシーで越後湯沢駅まで。駅の温泉でさっぱりしてビールともち豚。日本酒にソフトクリーム。
今回の縦走は、一応想定の範囲内のリスクだったと思う。縦走する登山者がいなかった点は想定外だったけれど、万が一ラッセルになってもテントがあるのでエスケープはできると考えた。ワカンは使わなかったけれど、持っているだけで安心だった。
一緒に来てくれたIUさんは、サーモスを落としたり自分も落ちたりで大変だったと思う。テントを背負ってくれて黙々と付いてきてくれて本当に助かった。馬蹄形の残りはまた来年やろうね。
今回は軽量化のためモンベル3番のシュラフだったので寒くて目が覚めた。この日は下山するだけなので霙が止んでから出発することに。
7時、清水峠に行く登山道に後ろ髪を引かれつつ下山開始。天気は思ったほどひどくない。曇り時々雨と晴れ。
蓬峠からもトレースは当然ないのでルーファイしながら下山。沢を何度もトラバース。アイゼンで1歩1歩確実にステップを切る。中にはデブリだらけの沢もあって、IUさんに上をみて雪崩に気をつけるように言う。一番大きい沢をトラバースするところは降り口に迷う。行っては戻り行っては戻って、最終的には登山道らしきところを発見。無事にトラバースを終えて登山道を下山。
東俣沢出合の少し上で、登ってくる3人組と出会う。「縦走ですか?珍しいですねー」を言われた。登山道を整備するピンクのテープをつけている人たちだった。その人たちによれば蓬ヒュッテは開放されていたらしい。そうだったんだー。
無事林道終点に到着。予約していたタクシーで越後湯沢駅まで。駅の温泉でさっぱりしてビールともち豚。日本酒にソフトクリーム。
今回の縦走は、一応想定の範囲内のリスクだったと思う。縦走する登山者がいなかった点は想定外だったけれど、万が一ラッセルになってもテントがあるのでエスケープはできると考えた。ワカンは使わなかったけれど、持っているだけで安心だった。
一緒に来てくれたIUさんは、サーモスを落としたり自分も落ちたりで大変だったと思う。テントを背負ってくれて黙々と付いてきてくれて本当に助かった。馬蹄形の残りはまた来年やろうね。
谷川岳〜蓬峠(その1) ― 2016年05月01日 22:00

連休前半は、谷川岳馬蹄形縦走。
二泊三日で計画していたけれど29日のお天気が悪いので、29日は土合山の家に前泊。30日朝一番で出発、蓬峠か清水峠に幕営し、1日に白毛門まで抜ける計画に変更。私たちの力量では抜けられない可能性もあるのでエスケープルートとして天神尾根同ルート下降または蓬峠から土樽へ抜ける2パターンを想定。
29日の積雪によって谷川岳は冬山の様相となる可能性もあるので、アイゼン、ピッケル、ワカンを装備。今回一緒に行くIUさんは、1月に一緒にI塾の雪山講習でオキの耳まで登っているので冬の谷川岳は経験済み。でも元々フォロー系の性格なので、判断はある程度私がすることになるだろうと想定。
29日のお昼に連休で混み合う東京駅を出発。土合駅に着くと雨。夕方には風も強くなりかなり心配な天気。宿帳に「馬蹄形縦走」と書いたら、「珍しいですね。ほとんどの人は谷川岳か白毛門日帰りですよ」と言われた。そうなの?
山の家で蟹を食べつつダメだったら蟹を食べに来たことにしようと話す。
30日は曇り時々晴れ。谷川岳上空の雲は切れていない。7時のロープウェイで天神平に到着すると、すでにトレースができていて思ったより歩きやすくツボ足とストックで登れる状況。
他の登山客も大勢いて天神尾根は数珠繋ぎ。時々渋滞も発生して、私のIUさんの間に人が入る。しばらくして後方から呼び止められる。「すみません。お連れの方が落ちました」見るとIUさんが3メートルくらい下の木のところまで落ちていた。
幸い怪我はなし。私は気がつかなかったけれど少しアイスバーンになっているところがあり、そこでバランスを崩して落ちたとのこと。でもトレースがあるからピッケルもアイゼンも無しで大丈夫と判断していたことも大きな要因。IUさんの装備を確認していなかった私も悪い。ごめんね。IUさん。
そのあとは二人ともアイゼンを着けて登る。天神尾根上部は1月より1メートルくらい雪が減っている。肩の小屋も開ける準備中。
滑落後、イマイチ調子が上がらないIUさんは遅れ気味。なんとかトマの耳に到着し、ここで撤退してもいいと思ってお昼を食べたらIUさんの調子が復活。シャリバテだったらしい。
オキの耳に到着。1回目の判断。IUさんに聞くと大丈夫というので一ノ倉岳を目指して縦走開始。あれだけいた登山客はぱったりいなくなり、私たち以外は2人組のパーティとソロのおじさんのみ。先行する2人組パーティが茂倉岳まではトレースをつけてくれた。そのパーティとソロのおじさんは茂倉岳から土樽へ向かったので、茂倉岳からはいよいよノートレース。
とはいえ登山道だしそんなにわかりにくくはないよねと思っていたら、積雪によってどこが登山道かわからなくなっている箇所が多数。
例えば、岩のこちら側に登山道があるのか反対側なのか、遠くからではわからない。でも岩場でいえば10aくらいの山なんだから、あそこに登山道がないとおかしいよね。反対側はどう見ても崖だし。とりあえず行ってみてダメだったら戻って来よう。あ。やっぱり登山道があったみたいな感じ。
IUさんは黙々と私の後を辿って来るので、私がちょっと間違えたかなと思った箇所は、こっちの方がいいみたいだよと教えてあげる。
そんなことを繰り返しながらなんとか蓬峠に到着。
途中、武能岳でIUさんがサーモスを落としてしまい探しに行ったりしていたので(奇跡的に見つかった!)到着は5時過ぎ。そこからテントを張ったり水を作ったりして7時に晩御飯。今回は軽量化のためアルファ米のチキンライスとドライカレーとマッシュポテト&自家製の梅酒。結構美味しかった。
明日の天気はあまりよくないこと、白毛門までは10時間以上かかることを考えて、「もう充分頑張ったからここで今回は終わりにしよう」と決断。蓬峠から蓬新道を通って土樽に降りることにした。
二泊三日で計画していたけれど29日のお天気が悪いので、29日は土合山の家に前泊。30日朝一番で出発、蓬峠か清水峠に幕営し、1日に白毛門まで抜ける計画に変更。私たちの力量では抜けられない可能性もあるのでエスケープルートとして天神尾根同ルート下降または蓬峠から土樽へ抜ける2パターンを想定。
29日の積雪によって谷川岳は冬山の様相となる可能性もあるので、アイゼン、ピッケル、ワカンを装備。今回一緒に行くIUさんは、1月に一緒にI塾の雪山講習でオキの耳まで登っているので冬の谷川岳は経験済み。でも元々フォロー系の性格なので、判断はある程度私がすることになるだろうと想定。
29日のお昼に連休で混み合う東京駅を出発。土合駅に着くと雨。夕方には風も強くなりかなり心配な天気。宿帳に「馬蹄形縦走」と書いたら、「珍しいですね。ほとんどの人は谷川岳か白毛門日帰りですよ」と言われた。そうなの?
山の家で蟹を食べつつダメだったら蟹を食べに来たことにしようと話す。
30日は曇り時々晴れ。谷川岳上空の雲は切れていない。7時のロープウェイで天神平に到着すると、すでにトレースができていて思ったより歩きやすくツボ足とストックで登れる状況。
他の登山客も大勢いて天神尾根は数珠繋ぎ。時々渋滞も発生して、私のIUさんの間に人が入る。しばらくして後方から呼び止められる。「すみません。お連れの方が落ちました」見るとIUさんが3メートルくらい下の木のところまで落ちていた。
幸い怪我はなし。私は気がつかなかったけれど少しアイスバーンになっているところがあり、そこでバランスを崩して落ちたとのこと。でもトレースがあるからピッケルもアイゼンも無しで大丈夫と判断していたことも大きな要因。IUさんの装備を確認していなかった私も悪い。ごめんね。IUさん。
そのあとは二人ともアイゼンを着けて登る。天神尾根上部は1月より1メートルくらい雪が減っている。肩の小屋も開ける準備中。
滑落後、イマイチ調子が上がらないIUさんは遅れ気味。なんとかトマの耳に到着し、ここで撤退してもいいと思ってお昼を食べたらIUさんの調子が復活。シャリバテだったらしい。
オキの耳に到着。1回目の判断。IUさんに聞くと大丈夫というので一ノ倉岳を目指して縦走開始。あれだけいた登山客はぱったりいなくなり、私たち以外は2人組のパーティとソロのおじさんのみ。先行する2人組パーティが茂倉岳まではトレースをつけてくれた。そのパーティとソロのおじさんは茂倉岳から土樽へ向かったので、茂倉岳からはいよいよノートレース。
とはいえ登山道だしそんなにわかりにくくはないよねと思っていたら、積雪によってどこが登山道かわからなくなっている箇所が多数。
例えば、岩のこちら側に登山道があるのか反対側なのか、遠くからではわからない。でも岩場でいえば10aくらいの山なんだから、あそこに登山道がないとおかしいよね。反対側はどう見ても崖だし。とりあえず行ってみてダメだったら戻って来よう。あ。やっぱり登山道があったみたいな感じ。
IUさんは黙々と私の後を辿って来るので、私がちょっと間違えたかなと思った箇所は、こっちの方がいいみたいだよと教えてあげる。
そんなことを繰り返しながらなんとか蓬峠に到着。
途中、武能岳でIUさんがサーモスを落としてしまい探しに行ったりしていたので(奇跡的に見つかった!)到着は5時過ぎ。そこからテントを張ったり水を作ったりして7時に晩御飯。今回は軽量化のためアルファ米のチキンライスとドライカレーとマッシュポテト&自家製の梅酒。結構美味しかった。
明日の天気はあまりよくないこと、白毛門までは10時間以上かかることを考えて、「もう充分頑張ったからここで今回は終わりにしよう」と決断。蓬峠から蓬新道を通って土樽に降りることにした。
権現岳からツルネ東稜 ― 2016年03月15日 19:50

週末に権現岳から赤岳縦走w/ハルル。
天女山から登って三つ頭からキレット小屋までのどこかでテント泊。翌日に赤岳に抜ける計画。全荷背負って全工程を歩く。しかも女子だけ。うち一人はヘタレの私。
土曜日。曇ときどき雪。できるだけ軽量化したとはいえ
テント装備は重い。なかなかスピードが上がらず、三つ頭の少し先の樹林帯にテントを張る。
途中すれ違った登山者から権現岳から先はトレースはないとの情報。権現岳直下のトラバースで落ちた人もいた。
水を作りながら相談して頂上まで行ってダメなら引き返すことにしておやすみなさい。
日曜日。晴れ。風が強い。権現岳までは特に問題なし。そのあとは踏み跡なし。いよいよラッセル。昨日薄く積もった雪が崩れて歩きにくい。雪庇を避けて尾根を外したルートをとっていたら、その先がどうなっているかわからない。相談して先がわかるところまで気をつけて行ってみることに。行ってみてびっくり。私たちは気がつかないうちにギボシの方に来ていた。
引き返して赤岳に向かう。相変わらずトレースはない。安全を確かめつつ歩く。迷ったら相手が追い付くのを待ってここを通ろうと思うんだけどどう思う?と相談する。梯子、旭岳を無事通過。段々ラッセルが深くなる。赤岳まで行きたいけど無理かもしれない。ツルネで判断することにする。
先頭でラッセルしているとエスケープしたくなるけど、2番目を歩いていると行けそうな気がする。その繰り返し。
ツルネに到着。この時点で美濃戸へは行って行けないことはない。一旦は行く判断をしてキレットに向かったけれどラッセルが厳しくなりエスケープを決断。
ツルネもトレースがない。私たちの前に二人組が歩いてくれたので少しは楽になってけれどそれでも潜る。私は細い稜線でバランスを崩して滑落。脚が木に引っ掛かって止まった。そのあともけして楽ではない下りが続き出合小屋に到着したときは本当に嬉しかった。
出合小屋でYZ部長、メパさん、ステキ女子とも会えたし。YZ部長はお疲れなのに私たち二人のために駐車場から駅までピストンしてくれた。ありがたや~。
今回はいろいろあって本当に大変だったけれど、ハルルと二人で乗り切ることができた。というか、ハルルのおかげ。私が落ちたときに助けに来てくれたし。本当にありがとうございました~。また行きましょう!
天女山から登って三つ頭からキレット小屋までのどこかでテント泊。翌日に赤岳に抜ける計画。全荷背負って全工程を歩く。しかも女子だけ。うち一人はヘタレの私。
土曜日。曇ときどき雪。できるだけ軽量化したとはいえ
テント装備は重い。なかなかスピードが上がらず、三つ頭の少し先の樹林帯にテントを張る。
途中すれ違った登山者から権現岳から先はトレースはないとの情報。権現岳直下のトラバースで落ちた人もいた。
水を作りながら相談して頂上まで行ってダメなら引き返すことにしておやすみなさい。
日曜日。晴れ。風が強い。権現岳までは特に問題なし。そのあとは踏み跡なし。いよいよラッセル。昨日薄く積もった雪が崩れて歩きにくい。雪庇を避けて尾根を外したルートをとっていたら、その先がどうなっているかわからない。相談して先がわかるところまで気をつけて行ってみることに。行ってみてびっくり。私たちは気がつかないうちにギボシの方に来ていた。
引き返して赤岳に向かう。相変わらずトレースはない。安全を確かめつつ歩く。迷ったら相手が追い付くのを待ってここを通ろうと思うんだけどどう思う?と相談する。梯子、旭岳を無事通過。段々ラッセルが深くなる。赤岳まで行きたいけど無理かもしれない。ツルネで判断することにする。
先頭でラッセルしているとエスケープしたくなるけど、2番目を歩いていると行けそうな気がする。その繰り返し。
ツルネに到着。この時点で美濃戸へは行って行けないことはない。一旦は行く判断をしてキレットに向かったけれどラッセルが厳しくなりエスケープを決断。
ツルネもトレースがない。私たちの前に二人組が歩いてくれたので少しは楽になってけれどそれでも潜る。私は細い稜線でバランスを崩して滑落。脚が木に引っ掛かって止まった。そのあともけして楽ではない下りが続き出合小屋に到着したときは本当に嬉しかった。
出合小屋でYZ部長、メパさん、ステキ女子とも会えたし。YZ部長はお疲れなのに私たち二人のために駐車場から駅までピストンしてくれた。ありがたや~。
今回はいろいろあって本当に大変だったけれど、ハルルと二人で乗り切ることができた。というか、ハルルのおかげ。私が落ちたときに助けに来てくれたし。本当にありがとうございました~。また行きましょう!
雪山講習@天神尾根 ― 2016年02月01日 19:49

土日でI塾雪山講習レベル1を受講。会社の山仲間IUさんと。
4年前にも同じ講習を受けたことがあるけれど、初心者過ぎて何もかもが初めての連続。楽しかった~で終わってしまった。
今回はある程度経験を積んでからの再受講だったので言われていることがよくわかったと思う。この講習を複数回受ける人はあまりいないらしいけど、
1日目。倒木で電車が途中で止まったため1時間遅れての参加。ゲレンデ横の斜面でひたすら歩きの練習。雪山は歩いた数だけ上達するような気がするのでせっせと歩く。一人だけプチラッセルをしたり、トラバースしたり。
グリセード、アイゼン歩行、滑落停止訓練など一通り練習。下りの時にピッケルのピックは前か後ろかで論争になったことがあったけど、正解はないことがわかってよかった。滑落停止に入りやすいのはピックが後ろ、持ちやすいのはピックが前。滑落停止は止まらないことも多々あるので訓練に意味がないという説もあるらしい。
まずは落ちないこと。落ちた時には止まる技術を知っておくことが大切。
16時半にスキー場の係員に追いたてられるように下山。塾長おすすめの温泉と美味しいレストランで晩御飯を食べて、冒険小屋という素泊まり小屋に泊まる。ここはすごく良かった。
2日め。
天神尾根から谷川岳登頂を目指す。日曜日なのでパーティがたくさん入っていてトレースはばっちり。でも雪が降っていてガスガスなのでところどころルーファイが必要な場面も。
頂上直下でホワイトアウト。私がコンパスと地形図で方向を確認してこっちですよねとIUさんともう一人の講習生NMさんに聞いたら、二人ともフランス語で話しかけられたみたいな反応。塾長から、二人ともわからないんだと思いますよと言われて納得。そうでした。そういう講習ではありませんでした。すみません。
トマの耳に無事到着。視界はないけど嬉しい。写真を撮って下山。と思ったら、いつのまにかオキの耳まで行くことになっていた。トマの耳とオキの耳の間は雪庇があってちょっと危険。私の後を塾長が歩いて間違えたら指摘してもらうスタイルで歩く。ところが雪庇を避けすぎて稜線から外れ頂上を通りすぎそうになる。指摘されて元に戻るところが、NMさんには厳しかったらしく足をつってしまう。已む無く私とIUさんだけオキの耳に登頂。パーティのリーダーとしては失格でした。ごめんなさい。
そんなこんなで講習は終了。講習そのものも役に立ったけれど、クライミングのスタイルと妥協、パートナー問題について塾長とじっくり話せたことがすごくよかった。IUさんは全く意味がわからなくても黙ってニコニコしていた。エライ。
自分メモ
登るときの足置きは、フラットフッティング、フロントポイント、インエッジ-アウトエッジ、はの字等いろいろ。雪の状況、自分の疲れ具合で使い分ける。
少し蹴り込み気味に置くと安定する。
下るときに足を滑らせる場合は、股関節は緩める。ストックの長さは重要。
耐風姿勢は膝を入れて正体で進むと良いけれど、この姿勢ではなかなか進まない。
雪庇かどうかわからない場合は、岩や木の内側を通る。だけど避けすぎると山頂を通り越してしまうこともあるので注意する。
雪崩は30度以下でも発生することがある。気づかずに雪崩下に入ってしまった場合は素早く通る。モタモタしない。
4年前にも同じ講習を受けたことがあるけれど、初心者過ぎて何もかもが初めての連続。楽しかった~で終わってしまった。
今回はある程度経験を積んでからの再受講だったので言われていることがよくわかったと思う。この講習を複数回受ける人はあまりいないらしいけど、
1日目。倒木で電車が途中で止まったため1時間遅れての参加。ゲレンデ横の斜面でひたすら歩きの練習。雪山は歩いた数だけ上達するような気がするのでせっせと歩く。一人だけプチラッセルをしたり、トラバースしたり。
グリセード、アイゼン歩行、滑落停止訓練など一通り練習。下りの時にピッケルのピックは前か後ろかで論争になったことがあったけど、正解はないことがわかってよかった。滑落停止に入りやすいのはピックが後ろ、持ちやすいのはピックが前。滑落停止は止まらないことも多々あるので訓練に意味がないという説もあるらしい。
まずは落ちないこと。落ちた時には止まる技術を知っておくことが大切。
16時半にスキー場の係員に追いたてられるように下山。塾長おすすめの温泉と美味しいレストランで晩御飯を食べて、冒険小屋という素泊まり小屋に泊まる。ここはすごく良かった。
2日め。
天神尾根から谷川岳登頂を目指す。日曜日なのでパーティがたくさん入っていてトレースはばっちり。でも雪が降っていてガスガスなのでところどころルーファイが必要な場面も。
頂上直下でホワイトアウト。私がコンパスと地形図で方向を確認してこっちですよねとIUさんともう一人の講習生NMさんに聞いたら、二人ともフランス語で話しかけられたみたいな反応。塾長から、二人ともわからないんだと思いますよと言われて納得。そうでした。そういう講習ではありませんでした。すみません。
トマの耳に無事到着。視界はないけど嬉しい。写真を撮って下山。と思ったら、いつのまにかオキの耳まで行くことになっていた。トマの耳とオキの耳の間は雪庇があってちょっと危険。私の後を塾長が歩いて間違えたら指摘してもらうスタイルで歩く。ところが雪庇を避けすぎて稜線から外れ頂上を通りすぎそうになる。指摘されて元に戻るところが、NMさんには厳しかったらしく足をつってしまう。已む無く私とIUさんだけオキの耳に登頂。パーティのリーダーとしては失格でした。ごめんなさい。
そんなこんなで講習は終了。講習そのものも役に立ったけれど、クライミングのスタイルと妥協、パートナー問題について塾長とじっくり話せたことがすごくよかった。IUさんは全く意味がわからなくても黙ってニコニコしていた。エライ。
自分メモ
登るときの足置きは、フラットフッティング、フロントポイント、インエッジ-アウトエッジ、はの字等いろいろ。雪の状況、自分の疲れ具合で使い分ける。
少し蹴り込み気味に置くと安定する。
下るときに足を滑らせる場合は、股関節は緩める。ストックの長さは重要。
耐風姿勢は膝を入れて正体で進むと良いけれど、この姿勢ではなかなか進まない。
雪庇かどうかわからない場合は、岩や木の内側を通る。だけど避けすぎると山頂を通り越してしまうこともあるので注意する。
雪崩は30度以下でも発生することがある。気づかずに雪崩下に入ってしまった場合は素早く通る。モタモタしない。
最近のコメント