講習のお手伝い2016年11月02日 11:51

土日はI塾団体講習のお手伝い。

レスキュー講習だけど、私が担当した初級班はまずは自分がレスキューにならないことが重要ということで、ロープワークが中心。

まずはI塾恒例のローブ畳み。
各人の畳み方を見て、こうした方がもっと楽ですよーとか、長めに畳むコツとか、末端が見つけやすいロープの下ろし方とか、いろいろ紹介して練習してもらう。でも早々に飽きてしまう人もいて難しい。
手畳み、コイル巻き、背負いと一通り練習。スリングの収納方法も練習。
その後、懸垂下降の地上練習。一人ひとりやってもらい、みんなからコメントを言ってもらう。それに気を付けながらもう一度練習。これは結構上手くいった。
実際に立ち木で懸垂下降。私から気づいた点をコメントして何度か練習してもらう。スリングを片手で収納する方法は、練習ではイマイチピンときていなかった人も、懸垂下降の練習で便利さに気づいて実戦投入してくれた。

翌日は結び替えと登り返し。
まずはそれぞれの方法で結び替えをしてもらったら、カンツキ方式がほとんど。私が結び替えをやって見せて、それぞれのメリット、デメリットを考えてもらう。ユガマクの事故や私の失敗例を参考にしたり。立ち木でも何度か練習してもらう。
最後に登り返し。ここで私が自分のセットに失敗してしまい、塾長が登場して指摘してくれた。これは前にも間違えたところ。気を付けなければ~。
その後はそれぞれで練習してもらい、質問があれば呼んでもらう方式に。マッシャーからのテンションの抜き方、命の落とし止めをつけるところ、いろいろ質問に答えていたらいつの間にかアシスタントのKIさんも登り返していた。

そんなこんなで講習のお手伝いは終了。
バックグラウンドが異なる人たちに経験の少ない私がアシスタントとは言え務まるのか心配だったけれど、何とか無事に終了することができた。ヘタなりにアイスや沢もやっていたので、こんなときに便利ですよーと言えたのはよかった。拙い説明にお付き合いくださった山岳会の皆さまに感謝です。

今回の講習は、司会進行も自分で考えなくてはいけなかったので前回より難易度が高かったけれど、どこか企画書に似ている。課題があって解決策はいろいろあるけど、比較検討するとまあこれがベストだよねというものが見つかって、みんなが納得すればそれになるし、納得しなければセカンドベストも候補になる。実戦に投入してみて検証。

ちなみに失敗した登り返しのセットは早速家の階段で練習。次は失敗しないようにしなくてはー。

狂祖さまの教え2016年11月03日 17:37

火曜日は日吉w/狂祖さま。

この前のクラックムーブ講習で、九の字クラックを交互で登れるようになりたいと思い、狂祖さまに教えを乞う。
「体幹を使ってクラック沿いに身体を上げて右手を出すと遠くに手を入れられる」「左足はクラックから切りたくなるけれど、けして切ってはいけない」「右足は高く上げて左足はその下に添える」
いろいろなコツを教えてもらったおかげで、無事交互で登れた。このムーブができるようになってすごく嬉しい。

その後、ジムの手足限定のオブサベ方法についても教えを乞おうとしたら、それは教義が違うと断られた。

ところでこの日の日吉は、講習のお手伝いをした山岳会の人たちがたくさん来ていて、皆さん挨拶をしてくれた。初級班にいたある人からは「家で仮固定の練習しましたよー」と言われてちょっと嬉しい。でも何か誤解をされていて「平日は会社勤めで週末は講習のアシスタントされてるんですね」と言われた。
いや、あれは年に1回だけのことで、普段はただのヘタレです。10bも登れなくてメソメソしているんですよ。と言おうとしたけれど、既に立ち去っていた。

イケメンインストラクターがいなくても2016年11月21日 19:11

週末の予定が急に空いたのでSTさんの湯川にドタ参加させていただく。

今回の目標は、コークスクリューの再登。
講習でRPしたルートだけど、そのときはイケメンインストラクターがユマールで一緒に登って励ましてくれた。「イケメンエイド」無しでも登れるか試してみよう。

一便目。力が入りすぎて早々にテンション。カムも打ち過ぎて玉切れ。「イケメンインストラクターに言いつけますよ」とSTさんに言われてしまう。

やっぱりイケメンエイド疑惑は本当だったのねーとガッカリ。疲れてしまったし別のルートにしようかと思ったけれどサイコを練習するSTさんに刺激されて思い直す。

2便目。カムを打ち過ぎないこと、1便目で間違えた逆手と順手を間違えないこと、息をすること、これだけを気にしたら前回よりずっと落ち着いて登れて再登。

最初にコークスクリューを触った時は、手のサイズが合わなくて登れるようになるとは思わなかった。そのルートを落ちる気がしないで登れるようになったのはすごく嬉しい。苦手なものもいつかはできるようになる。時間はかかるけど。

いろいろあったけれど、また頑張ろーっていう気持ちになれた週末だった。ドタ参加を快く受けてくれたSTさん、ありがとうございました。また湯川で頑張りましょう!

クライミングツアー@瑞浪2016年11月28日 11:38

MFさん、アーヤの絞り出しペアと、MFさんのジム仲間OSさんで瑞浪に遠征。

金曜日
雪景色の東京を抜け、五平餅などを食べながら瑞浪にお昼頃到着。
早速秀則コーナー5.9。OSさんにOSトライしてもらおうと思ったらトップロープを希望されたので、不肖私がリード。前週の台湾坊主でフィンガーに慣れていたせいか、バック&フットを使って無事再登。

次にあーらよ!5.8。苦手なオフィズス。頑張ったけどテンション。でも3分の1までは登れた。最高到達点を更新。

土曜日
美少女11dをトライするアーヤのビレイをしているうちに、なぜかアタックNo.1 10bをトライする気に。今までの私では絶対にトライしないルート。下部のボルト部分はリーチ系だとkozzzzyさんが言っていたし上部のクラックは明らかに広い。なのになのにやってみたい。しかもリードで。

意を決してトライ開始。カムが重くて離陸できないかと思ったけれど無事離陸。ボルト部分も無事こなしてクラックに到着。広い。明らかに広い。一番広いところで奮闘したけれどテンション。格闘の末、敗退したいんですけど~とビレイヤーのアーヤに言ったら、まさかの「ダメです」。「上にカムを決めたら登れるかもしれません。Aゼロでも何でも上に抜けてください。」
さすが絞りだしペアの片割れ。えーんと言いながら何とか上に抜ける。疲労困憊。ヘロヘロ。
しかしこの後にさらに絞り出すことになるとはお釈迦様でもご存じない。

あーらよ!のトライ。アーヤからムーブのアドバイスをもらって腕をもっとクラックの中に入れて背中を壁に押し付ける。膝は入らないけどふくらはぎでスタックさせる。
でもすぐにはそのムーブができなくてフェイスのホールドを使いたくなる。それでは力尽きるのに。でも登りたい一心でかなり粘る。上がってはずり落ち、上がってはずり落ちて汗だく。あと50センチのところで無念のテンション。

結局2本とも登れなかったけれど、私にはめずらしくすごーく頑張った。また絶対にトライしたい。

企画してくれたMFさん、アーヤ、ヘタれの私にお付き合いいただいたOSさん、ありがとうございました~。