ヘタレーゼ×2&外人ガイド2015年05月01日 00:23

29日祝日は榛名山黒岩。ハルル、kozzzzyさんと。

静かな湖畔にあるハルルの家からジムニーで黒岩へ。どんな岩場かな~。ハルル情報だとグレードより辛いらしい。

早速練習岩でアップ。確かにホールドが外傾していてかかりにくいので見た目よりは悪い。もう1本アップしてから、★★岳人ルート5.9にトライ。このルートは結構長いので本来は60mロープが必要。でも途中のテラスで切ることができるので50mでも可能。

まずはkozzzzyさんがアップがてら登る。体感10a?と言われてヘタレーゼズ凹む。
ハルルさんのトライ。惜しくもワンテン。
最後に私。みんなから情報をもらっていたので核心を無事に突破。よく見ると小ガバもある。FL成功。上からの見晴らしがよくてよいルート。ハルルも無事RP。

このあと大スラブ中央クラック5.9 2pをkozzzzyさんリード。ボルトルートなのに残置無視。これが見た目よりずーっと悪かった。手前が緩傾斜なので錯覚するけど結構立っている。しかもクラックが浅い。フォローだから登れたけど、よくこんなところリードしましたね~。さすがI塾で1、2を争うクラッカー。あまりに悪すぎて1ピッチ目で敗退。これ、怖すぎます。

最後にkozzzzyさんが月下美人11aにトライ。短いルートでボルダーチック。ビレイヤーの私は落とさないように慎重にビレイ。緊張しました~。

そんなこんなで楽しい黒岩ツアーは終了。マルチピッチ敗退でなんとなくクライミングに後ろ向きになってたけど、やはり楽しい。安全に楽しく登れるようにガンバローって思えた。ハルル、kozzzzyさん、ありがとー。

ところで近くにいたおじさんが、kozzzzyさんに「プロの目から見てこのボルトは安全なの?」と聞いていた。たぶん私たちヘタレーゼを教えているガイドさんと勘違いされたみたい。確かにね~。しかも外人っぽいし。

ボルダーw/甥っ子2015年05月04日 09:19

中学2年生の甥っ子がボルダリングをやりたいというので、西八王子のvacへ。リソールで有名なショップだけど意外とこじんまり。ショップのお兄さんも親切で感じが良い。
一番低いグレードを番号順にやってみせる。甥っ子もトライ。最初はしがみついていたけど、だんだん登れるようになる。この子は結構運動神経が良いので、飲み込みも早い。足はフロントで置くんだよ~とか次のホールドをとるのに都合の良いところに置くんだよ~とかアドバイス。1時間半くらいやって、手のひらの皮が痛いと言うのでおしまい。
甥っ子は気に入ったみたいでまた来たいと言っていた。あっという間に上手になるんだろうな~。
今度は岩と岩の間に手を入れてみる?楽しいよーと誘ってみよう。

小川山〜日吉〜天王岩2015年05月04日 15:04

連休後半は雪山縦走を計画していたけれど、天気予報とgeraさんの体調が微妙だったので小川山に転戦。

高速の渋滞を避けて小川山に到着。今回の目標は小川山物語5.9。まだ一度も見たことがない小川山の看板ルート。
まずはアップでおばさん岩の「子供をなめんなよ10ab」にトライ。5.9のアップに10abを登るのも変だけど他に手頃なのがないから仕方ない。1便目は確信のホールドがびしょ濡れだったことに心が折れてテンション。2便目はタオルで拭きながら登ってRP。
父岩に移動していよいよ小川山物語。駐車場のカオス状態から10人待ちくらいを予想していたけれど意外にも待ち時間ほぼなし。ゆっくり準備していざトライ。ボルトの間隔が遠いけど10abに比べたらホールドは豊富でかかりもいい。無事OS。バンザーイ!geraさんも再登。

そのあと母岩を求めて暫しさ迷い、geraさん希望のサドンストーリー10a。下部のスラブを手こずっていたけど無事RP。私も再登。
続いてパンピー10b。前回も解決できなかった上部のフェースのムーブが今回もわからずにいったりきたり。結局また敗退。後でgeraさんにムーブを教えてもらったけど、できる気がしない。
この日はこれでおしまい。次の日も小川山の予定だったけど、なんだか疲れて帰ることに。中高年ヘタレペアは体力、気力が続かない。

1日空けてビッグロック日吉。お天気がよかったのでジムはガラガラ。
まずクラックをしつこく練習。斜上クラックはkozzzzyさんがいなくても足限で登れるようになった。最終ホールドをとるところがまだ奮闘的。もう少し楽に取れるムープがあったのになー。右端のフレアとフィンガーにも触ったけどムズい…。でもフレアはなんとなくムープがわかったかも。

次にフェース。この日初めて10dをOS。タワーの762さんのルート。やや甘だとは思うけど嬉しい。geraさんからは即ダウングレードされそうになったけどなんとか阻止。
前傾壁の10cは最終ホールドから3つめのホールドが持てなくて敗退。フレッシュだったらできるかもしれないのでまたやろう。
翌日に備えて早めに切り上げ。

連休最終日は天王岩。geraさんお薦めの涅槃の風10bは1ピン目が遠くてかけられず怖くて敗退。I塾の講習でOSしている人もいるのに~。やっぱりダメダメ。禁断のTPで登ってみたけどリードはできそうもない。
気を取り直してクラックジョイ5.9。楽々ってわけではなかったけれどOS。よかった~。
続いてサンコウチョウ10a。核心でこれなら行けるって思えるムーブを見つけるまで何度も何度もやり直し。無事OS。geraさんからは長くて眠くなりましたと言われてしまった。
最後にノーリー10bc。前にできなかった核心を越えられずテンション。探り便を出せばよかったんだけど、他の人が待っていたし、絶えずしゃべるチームがいて落ち着かず終了。

GW、終わってみればクライミングばかりしていた。でも例えば小川山に何泊もしてとか、ミズガキに挑戦っみたいな華やかさは全然なくて、なんだか地味.まあそんなものかなー。

自分メモ
ノーリーの核心。左手ガバ、右の甘いホールドで右足を外に出したら左手をクラックに入れる。右足位置が肝心。ヌンチャク横の棚を右でとるのがいいのか左がいいのか。その上にはガバがあるらしいから其処まで頑張って耐えよう。

再び天王岩2015年05月10日 22:19

日曜日に再び天王岩w/geraさん。

アップしてノーリーをまずトップロープでムーブを固めにいく。
核心部分のムーブがわからず煮詰まっていたとき、身長が私とほぼ同じくらいのツヨツヨおじさんがやってきてアップで登ってくれた。ガン見してビデオにも撮って研究。私が今まで落ちていた箇所は足を左に置くと保ちやすいし被りを受けにくい。但しツヨツヨおじさんほどホールドが持てないので完全コピーは無理。ビレイヤーのgeraさんからアドバイスをたくさんもらってムーブを固める。
意を決してリード。クリップで消耗してワンテンしたけどなんとかムーブは解決できた。後は持久力の勝負かなぁ。
次はRPできるかなー。できないかなー。

自分メモ
1ピン目のクリップは、右足を小さいスタンスに乗せて左手をできるだけ右に寄せてかける。
2ピン目をかけたら左のガバホールドを持って足を上げて右の小山に右手を置く。ここが唯一のレストポイントだけどあまりいられない。息を整えて手順を復習したら核心を抜けるまでは一気に行く。
左手ガバで右の甘い棚をとったら左手でチョックストーンし下のデッパリを持つ。右足をキョンにして右手でヌンチャク横の棚をとる。左手をマッチして右手でクリップ。右手は甘いので左手で保持すること。
左足をサイコロの上のデッパリに置いて右足を棚まで上げると右手をガバに飛ばせる。左手をジャム。
あとはマントルを返してテラスに出る。

ノーリー狂想曲2015年05月18日 23:49

日曜日に再び天王岩。
先週ノーリーのムーブを解決したのでgeraさんを無理を言っておつきあいいただいた。
が、この季節は1年で最も忙しい時期。土日とも出勤の可能性があって実現が危ぶまれたが、何とか日曜日だけは死守。無事天王岩詣でと相成りました。

<序曲>アンダンテ
到着してみると前日の雨でかなり岩が湿っている。アップでやった優しいルートも結構ギリギリ。乾くまでもう少し待ちましょうか〜などと言っていたらどんどん人がやってくる。まあじゃあやりましょうか。ノーリー。

<第1楽章>アレグロ
幸いノーリーは結構乾いている。geraさんにヌンチャクを掛けてもらいいざ出陣。この日のために先週の自分のビデオを何度も見直し、時間があればノーリーの写真を眺めてイメトレ。時間がなかったのでジムは「蛍の光」を聞きながらしかできなかったけれど前傾壁には触った。
にもかかわらず、やろうと思っていたムーブが全然できない。思ったより下部で時間がかかって消耗。イメージよりも早くホールドが出てきてしまい、レストポイントを見逃した。結果、クリップ核心の4本目で何度もロープを落とし、挙句、手繰り落ちという最悪の結果に。左手で保持して右手でクリップするはずが右で保持して左でクリップ。右手が消耗して保持できなかった。手繰り落ちの瞬間、「落ちる」と叫んだことが奏功し、ビレイヤーのgeraさんが後ろに飛んでくれたのであまり落ちずに済んだけれど、本当に申し訳なかった。

<第2楽章>アレグレッテ
手繰り落ちですっかり気落ち。のはずが、なぜか緊張感がとれてすっきり。手繰り落ちするくらいならそこのクリップは諦めてもう1手進めたところでクリップしたらどう?そこでもまだ腰クリッップくらいだからとgeraさんからアドバイス。それでダメならトップロープでもう一度ムーブを固めよう。
レストして再度挑戦。1本目、2本目をクリップしたら休めるところまで戻ってレスト。核心に突入したら一気に進む。最初の核心は無事通過。4本めのクリップは1手すすめて右ガバをとってからと思ったらクリップ位置が下過ぎて届かない。一旦リップまで登って休んでからもう一度トライしたけどやっぱり届かない。
geraさんからリップまでは登りすぎだからクライムダウンしろ。クライムダウンできないなら落ちろの命令。偶然居合わせたハルルからも危ないから降りるよう声がかかる。でもこの状態で落ちるのは結構怖い。少しだけクライムダウンしてフォーーーール。怖かった。

<第3楽章>アレグロ
今の私の実力ではノーリーはまだ無理なんだイジイジと諦め気分。するとgeraさんからトップロープをかけてあげるからもう一度ムーブを確認したら?とありがたいお言葉。でノーリージョイをお触りしながらトップロープをかけに行ってくれた。ところが降りるときにヌンチャクからロープを外さなかったので結局自分でトップロープをかけることに。
下部は前回同様大レスト。核心に突入して4本めのクリップの横でマッチ。またロープを落としてダメかと思ったら右手が止まって左でクリップできた。クリップできたことに驚いて次のムーブを思いつかない。すると下からgeraさんが右手でガバ。左足を上げろ。次右足と指示。左手でジャミングしてテラスのガバをとった。できたー!!!後はマントルを返してテラスに出て、上部を慎重にこなして終了点にクリップ。やったー!!!ノーリー10bcRP。

<最終楽章>アダージョ
やっとやっとノーリーをRPして気が抜けたけど、geraさんから支点回収便出してと言われてシブシブもう一度登る。リードとは全然違うムーブになった上テンション。結局トップロープでは一度も完登できていない。
私にとってかなり珍しい限界グレードへの挑戦。RPできたのは、ビレイヤーのgeraさんのおかげなので今度ばかりは大感謝。もっと練習して秋に来るときには、あのとき苦労したよね~って軽く言えるような自分になっていたい。たぶんムリだけど。