リードに向かない性格2016年09月20日 20:58

久しぶりにI塾ムーブ講習を受講。

ボルダリングに行くと必ず具合が悪くなる。血行が悪いところに筋肉が緊張してさらに悪化するのが原因では?と、慈恵の先生からは他のスポーツにしたらどうですかと言われた。

しばらくボルダリングもお休みしていたけれど、力を使わずに登る方法を教えてくださいと塾長に相談。ムーブ講習を受けることにした。

まずレストの態勢を工夫。次のホールドを取りに行く前にレストのためだけに都合の良い足を見つける。そしてレストの時に肩を回すと、脱力が上手にできた。一度そのポジションを身体が覚えると次から肩を回さなくても力を抜くことができた。
最後の本気トライでチャレンジした10cは、私にはパツパツ過ぎで撃沈したけれど、楽しいトライだった。

この日、一緒に受講したSさんが本気トライでパニック気味になり、下りてきてから、「恐怖心が克服できない。性格的にリードには向かない」と意気消沈。

その気持ち、とってもよくわかります。

私も怖がりで、なんでこんな怖い思いをしなくちゃいけないのか、悩んだ時期がありました。一度トップロープにするとそこから離れられなくなると信じてトップロープを避けていたこともありました。

今でも怖い気持ちはあるけれど、続けているうちに、今落ちるとどれくらい落ちるのか、どんな態勢で落ちるのか想像して、トライの判断ができるようになった気がする。ただその時のメンタルによって、早めに諦めたりしつこくトライしたり、判断のブレはあるけれど。

本当に怖くなったら、トライを止めても全然大丈夫。誰も責めない。一旦放置してしばらく経ってからまたトライすればいいし、ホールド替えになったらそれはそれ。新しいルートにまたチャレンジすれば良いし。

クライミングは誰との競争でもないから自分のペースで頑張ればいいんじゃないかなー。リードに向かない性格なんて絶対ないと思う。まだ若いんだし。

なんて、ヘタレ山女(しかも療養中)に言われても説得力はないけれど、人生の先輩として言ってみたりして。